大ヒットしてますねぇ・・・・・・
坂本冬美さんの「また君に恋してる」
自他ともに認める坂本冬美さんの大ファンとしては、この大ヒットはうれしい限り。
でも、この歌が発売されたのは昨年の1月7日で、中村あゆみさんの作詞・作曲「アジアの海賊」という素晴らしいロック演歌のカップリングでした。
発売当初から、両A面扱いではありましたが、焼酎「いいちこ 日田全麹」のCM曲として15秒間流れるたびに「また君に恋してる」がダウンロードされるようになり、演歌ジャンルでは異例の8万ダウンロードを記録。
その実績から、カバー曲のアルバムを発売し、これがまたヒット。
昨年末の紅白歌合戦では出場全歌手の中で視聴率が4位となり、お正月明けから大騒ぎに。
今では30万ダウンロードを超え、NHK以外のSMAP×SMAP、うたばんなどに出演するたびにそのダウンロード件数を増やして大ヒット中なのです。
えっと。冬美ちゃんの宣伝ではないんです。
ヒット商品を発売することを仕事にしている素数としては、このような事例から学ぶことは多いのです!
冬美ちゃんはもうデビューから24年目の大ベテラン。「夜桜お七」「あばれ太鼓」「火の国の女」などヒット曲も多数。
紅白歌合戦にも21回出場している大物です。
歌唱力や歌声は天賦の才能ということはありますが、才能があってもヒットするかはわからないのが芸能界(知らないですが・・・)
商品も同じで「とても良い商品」「使ってみればわかります」「長年愛用者がたくさんいるんです」という、いわゆる「良い商品」は本当にたくさんありますが、ヒットするのはごくわずか。
良い商品じゃないのにヒットする。というのはあまり無いかと思いますが、良くてもヒットするのとしないのはどんな要因があるのでしょう・・・
私なりに思うことは、その商品への「想い」が伝わっていくかどうかだと思います。
何年か前の素数のキャッチコピーに「すべての商品にドラマあり」という言葉を使ったのですが、このドラマは発売する前のデザイナーや工場やパッケージングしている人や企画している人などももちろん、取り扱って販売してくださる問屋様や店舗様、バイヤー様やエディターの方々、そして実際に購入して使用してくださるエンドユーザーの方々。その皆様にドラマを感じてもらえる商品がヒットするのではないかと思います。
「まぁいっか。」「今日はこんなところで」「だいたいこーゆー感じだよね」
といった妥協をしたくないほど強い「想い」や「思い入れ」があればあるほど、商品は力を増し、その想いは増殖して伝わってヒットしていくのだと思います。
冬美ちゃんの話しに戻りますが、「また君に恋してる」をレコーディングした際に、立ち会ったスタッフの女性がその歌声に涙を流した。と聞いています。
商品ではないですが、作品に「想い」が注入されてレコーディングされたからだと思います。
その「想い」はテレビやCDを通じて、配信を通じて伝わっていき、大ヒットになったのだと思います。
素数の発売する商品も、お取扱いさせていただく商品たちも、きちんと「想い」を込めているので、きっときっと大ヒットすると思います