先日、ネットプライスさんの「ちびギャザ」のサービスが終了したとのことで・・・
ガラケーで買い物する方の減ってスマホがほとんどになり、ガラケーのみの仕組みってなくなるんですねぇ・・・
私が素数に入社(といっても創立メンバーなので素数ができたとき)したのは、平成15年11月ですから11年前です。
そのころ携帯でのデータ通信料金は高くて「パケット」という聞きなれない単位でやっぱりいくらかかるかわからない・・・そんな時代でした。
楽天さんやネットプライスさんやビッターズさんが最盛期に向かう頃、携帯電話で商品が買えるなんてとても新鮮でした。
その頃の楽天さんの携帯用のメルマガは確か144文字程度しか打てず、それ以上の文字数になると受け取り側に「パケット料」がかかるのでいかに短いキャッチコピーで商品紹介をするかが勝負でした。
携帯でサイトを閲覧することもパケット料がかかるので難しく、メルマガから直リンクされる144文字で決済までしたもらえるような「わかりやすい商品」が求められました。
素数の「スクラッチ」という角質削りの商品はそんな時代に合っていて、ネットプライスさんで先行販売してもらって爆発的ヒットになりました。
ただのステンレスの10センチほどの筒でカカトをこすると、どっさりと角質が取れる。というのを
「面白いほどボロボロ取れる! 魔法のスティック スクラッチ」というキャッチコピーで発売しました。
「ちびギャザ」は携帯版のネットプライスさんのサイトで、携帯でその商品ページを開くたびに売上カウンターがリアルタイムで商品販売数を表示してくれていました。
これも、当時は非常に画期的で、メーカーとしては火曜日に自分の会社の商品がアップされると1時間おきにはニヤニヤしながら眺めていました。
予定数量を超えるペースだと、バイヤーさんからお電話がかかってくるのですが、それもとても楽しみでした。
共同購入という仕組みもネットプライスさんの特徴で、購入希望者が多くなれば商品が安く買える。という仕組みです。
現在は共同購入も形骸化しているのかもしれませんが、当時は1週間でその企画が終了するまで、自分がその商品をいくらで購入できるのかわからない楽しさがありました。
「買い物はオモシロイ」 ネットプライスさんのキャッチコピーって、そういう言葉だったような気がします。(今確認したら違う言葉でしたが・・・)
http://www.netprice.co.jp/
と、私のイチオシサイトのお話になってしまったので、もうひとつなくなってしまったけどイチオシだったのが
「たのみこむ」
というサイトです。
http://www.tanomi.com/
こちらも同じ頃かもっと前かな?
テレビ番組ではとんねるずの「ハンマープライス」が流行っていた頃だと思います。
「欲しい」と思う人が企画を立ち上げ、それに賛同者が予定数集まれば商品化できる。というサイトでした。
今のクラウドファンディングの考え方ですよね。
旅行企画会社さんのトリッピースさんとか、今でも企画が通れば形になる。という形態のサイトは大好きです。
https://trippiece.com/
ソウ エクスペリエンスという体験をギフトに・・・というサイトもできたときには新鮮でよく利用していました。
https://www.sowxp.co.jp/
ということで、商品ではないですが、「オモシロイ」と思うものを商品を開発したり見つけたりすることで表現していたいものだなぁ・・・
と思う今日この頃でした。